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ASUPIA NEXT _ Office
COMPLETION  |  2025.05
LOCATION  |  Nagano , Japan
AREA  |  226.44 sqm
ARCHITECTURE DESIGN  |  ASUPIA
ARCHITECTURE DESIGN DIRECTION  |  RaS DESIGN OFFICE
STRUCTURAL DESIGN  |  ON STUDIO
INTERIOR DESIGN  |  RaS DESIGN OFFICE
CONSTRUCTION  |  ASUPIA
PHOTO  |  Toshiyuki Yano
長野県松本市の建設会社ASUPIA新社屋プロジェクトの内外装設計である。
建築は脱炭素化を目指し、年間消費の一時エネルギーの収支をゼロにするZEBの取得を目指し計画された。敷地は南北で高低差があり、北側が1階レベル、南側が地下レベルであるため、地階RC造、地上2階木造の三層構造の建築としている。RCの基壇部と、外壁からL型に一体化した勾配屋根にサンドイッチされるように、地上2階部分を大きなカーテンウォールとともに形成。シンボリックかつ開放的な建築とし、地域に拓かれ、寄り添うASUPIAを表現している。
内外装の設計においては、二つの事柄の「間」をデザインすることに意識を向けた。まずは、外部と内部の「間」に存在する開口部について。外部にとって柔らかな印象を生む開口木枠を形成しながら、内部にとってはその開口木枠が間接照明や窓際テーブルになるなど、外部と内部の双方に影響を与える存在とした。
次に、1階「ゲストフロア」と2階「執務フロア」の「間」に存在する吹抜け階段部について。1階・2階を個別に設計するのではなく、その中間の1.5部分をデザインすることで、2フロアが繋がり合うような空間にできないかと考えた。そこで、吹抜け周りの手摺を拡張させ骨組みのキューブストラクチャーを1.5部分に宙に浮くかのように設え、そのキューブストラクチャー内を通過するよう階段を挿入した。さらに階段の下2段は、ベンチ兼プランターとし、1階の中心の家具的設えにしている。1階から2階への移動時は、一度キューブストラクチャー内に入り込み、そして出て2階へ降り立つという、少し不思議な体験性が生まれた。そして建築の中心部分にキューブストラクチャーが浮かんでいるという光景が、建設会社ならではのシンボル的表現となっているように思う。
最後に、地階「カフェテリア」における可動と固定の「間」について。多目的な空間を作る際に必ず課題となるのは、可動家具と固定家具の配分である。固定物ばかりで構成すればフレキシビリティは失われ、可動物ばかりで構成すれば居心地性が弱くなるため、その間の良い塩梅を目指した。そこで、躯体壁沿いにのみ薄く固定的な家具を設え、なるべく多くのスペースを可動領域にした。この薄く固定的な家具に、居心地性を作る役割を担ってもらうよう、空間全体を照らす間接照明、温かみを感じる鉛直照明、本棚、ベンチソファ、の一体的家具として機能を与えた。
ASUPIA NEXTは、ZEBの最高評価である「カギZEB」を取得。さらに、社内イベントのみならず、様々な地域イベントも行われる場として活用されている。サステナブルかつフレキシブルな空間として、地域に根差した場となることを願っている。

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