ME
YEAR  |  2011
​DESIGN  |  Ryo Kanai
椅子の構造を改めて見つめ、背・座・肘の関係性に新たな構造を取り入れた椅子をデザインしたかった。対角の二本の脚を三次元のラインで一本に繋ぎ合わせることで、そのラインは背となり、肘となる。異なる二本のライン構成の椅子は、視点により椅子のカタチを様々に変化させる。また、対の二脚を並列させたときには、一脚としての存在感は消え、二脚が一体となった二人を囲い込む新たな意匠を作り出す。椅子が作り出す空間的な意匠性を大切にしたかった。 二本のラインで構成した意匠は、かのマウリッツ・エッシャーが描き生み出した騙し絵のような、一見構造が分かりにくい新たな構造の椅子となった。